滋賀県立河瀬中学校・高等学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
本校は、昭和58年(1983年)4月に開校し、今年で42年目を迎えました。また、平成15年(2003年)4月には中学校を併設し、滋賀県で初めての併設型中高一貫教育校として守山、水口東中学校とともに新たな歩みを始め、その中学校も今年で22年目を迎え、一昨年度は、高等学校創立40周年・中学校創立20周年の節目の年となりました。
このように、中高一貫教育校として確かな歴史を重ねてきた本校は、地域からの厚い信頼を得て着実に成果を上げるとともに、卒業生はさまざまな分野で活躍しています。本校は、開校以来「志 成」を校訓としています。この「志 成」という言葉は、後漢書「耿弇(こうえん)列伝」にある、「有 志 者 事 竟 成 = 志有る者、事ついに成る = 志有る者こそ、何事も実現できる」を起源とし、意欲と目標をもって努力することの大切さを説いています。第一ステージとなる中学校では、知・徳・体の調和がとれ、「志成の精神」を身に付け、地域に根ざし、国際社会に生きる生徒を育成することを教育目標としています。また、第二ステージである高等学校では、逞しく豊かな人間性を育み、未来社会に貢献できる人材を育成することを教育目標としています。
また、中学校においては、高校受験がないことによる時間的余裕を最大限に生かした「河瀬アカデミックプログラム」を充実させ、大学や研究機関の最先端研究に触れる等の様々な体験型学習を展開しています。この学習は発展的な学習の基盤となり、第二ステージである高等学校での深い学びを可能にし、大きな飛躍へと繋がっていきます。
本校では同窓会のお力添えのもと、平成29年よりプロジェクター・スクリーン・書画カメラ等のICT機器を中学・高校の全教室等に設置するとともに、教材提示用のタブレット端末を全教職員に配布し、よりアクティブな授業実践に取り組んでいます。さらに、令和4年度の周年記念事業として図書館をラーニング・コモンズ化し、新しい学びの場として整備していただきました。県のGIGAネットワーク整備事業によりHR教室にWi-Fiが設置され、中学校でのタブレットPCの整備、高校でのBYODによるiPadの活用も全学年で実施となりました。2022年度から2024年度まで、JAET(日本教育工学協会)により「教育情報化優良校」にも認定されています。さらに令和6年度は、文部科学省により、「高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)」に指定され、ICTを活用した探究的な学びを進めるための環境整備を行っていきます。本校は、これからの時代に相応しい教育を推進するとともに、さらに充実した授業づくりを目指して創意工夫を重ねてまいります。
また、国際理解教育の推進として、海外修学旅行を今年度から復活させ、高校2年生が台湾で様々な体験活動を通して異文化理解を深めます。また、海外短期派遣研修も昨年度から再開し、中学・高校の希望者を対象に夏休みにオーストラリアで、現地校での授業参加やホームスティを行っています。
本校は、開校以来、地域の期待に応える「魅力と活力のある進学校」として歩み続けて参りました。これからも、時代の変化に合わせた教育を展開し、さらに進化させていく所存です。今後とも変わらぬご支援・ご協力をよろしくお願い申しあげます。
令和6年(2024年)5月 滋賀県立河瀬中学校・高等学校 校長 田濃 良和
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「志有る者こそ、何事も実現できる」という意味で、意欲と目標をもって努力することの大切さを説いた言葉である。
本校セミナーハウス「志成館」は、この言葉にちなんで命名された。
作詞:南 英市、校歌制定委員会 / 作曲:為重 清教